2010年12月21日火曜日
治安、悪化@もとはといえば、ただの花
【リンク元:Hamster Sabio(フリオのブログ)より】
この花は何でしょう。
お酒と同じように気分がよくなり、薬と同じように病院でも使われている植物。
それは、
マリファナです。
数ヶ月前、カリフォルニア州では、マリファナ合法化を問う住民投票が行われました。
以前よりカリフォルニア州では、医療目的に限ってマリファナの使用が認められていましたが、このたび、完全に合法化しようというもの。
結局、反対多数で否決されましたが、とても興味深い住民投票でした。
というのも、実は、マリファナが人体に及ぼす危険性というのは低く、毒性・依存性、でいえば、たばこの方がずっと有害なのです。
では、なぜ違法なのか。
マリファナを巡ってマフィアが横行するなら、いっそ市販化することで抑制できるのでは?
それによる税収も期待できるのでは?
それに対する反対派の意見は、マリファナを糸口に、他の有害な麻薬(ハード・ドラッグ)にも手を出すおそれがあるというもの。
ちょっと変わったところでは、「マリファナを吸った後に車を運転したら、事故が起きるじゃないですか!」というものも。
でもそれはお酒も同じじゃないかと・・・;
反対派の中心はやはり、教育関係者が占めたようです。
まぁまだ時期尚早といったところでしょうか。
カナダ・バンクーバーにいた頃は、マリファナ・デーというフェスティバルがあり、ダウンタウンでは、マリファナについて理解を深めようというキャンペーンがありました。
カナダではグレー扱い、大っぴらには買えませんが、持っていたとしても、警察は見て見ぬふりをするそうです。
(友人のメキシコ人談)
ちなみにオランダでは、マリファナはすでに合法化されています。
オランダの薬物政策
私個人の意見としては、合法化に賛成です。
マリファナの利益をマフィアに還元するのではなく、公共の利益とした方が、ずっと理にかなっているし、人体に悪影響のないものを取り締まって、それに費用がかかるなんて、もったいない気がします。
・・・そこまで単純ではないのかもしれませんが。
もうひとつ、このニュースでおもしろかったのは、日本の【産経ニュース】の報道。
・・・カリフォルニアが、異論や反対を抱えつつも全体的な傾向としてマリフアナに寛容なのは、ヒッピー文化の発祥の地として束縛を嫌い、体制に反発する風土がある。今回の提案はそうした文化的側面に加え、カリフォルニアが直面している未曾有の財政危機も理由に挙げられる。・・・
ヒッピーのせい・・・?!!!!
マリファナの人体影響について触れることはなく・・・。
ひでえ(笑)
報道機関ですらこんな状態ですから、日本がマリファナを合法化するとするなら、それは世界でも最後の方でしょうなー。
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