自閉症とバイリンガルの話は久々です。
いま、旦那が長期出張しているおかげでPC使えるので、ようやくがっつり書くことができますww
娘(田中ビネーIQ79)の言葉の成長としては、現在年長さん、もうすぐ6歳にして、日本語優位ですがパパにはつたない英語で、私や保育園では日本語で話し、日本語での読み書きが少しずつでき始めています。英語はアルファベットは書けますが、読むことはできません。
娘より知的障害が軽い息子(たぶんK式IQ80ちょっと)は、現在年少の4歳。完璧に日本語・英語ともに同じレベルの言語能力があり、パパには英語、私や保育園では日本語を話します。英語教室をやっていたこともあって、読み書きは英語優位で、英語は読んだり書いたりができます。日本語の読み書きはできませんが、興味はあって現在娘さんより取得中。なんでもお姉ちゃんの真似がしたいお年頃です。
今回は、PC使えるので、翻訳した自閉症とバイリンガルについての論文を残しておきます。タイトルは「言葉の遅れがある子は2つの言語を習得できるのか?」。
拙い訳ですが、ご興味のある方のみ、続きよりドウゾ↓↓
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言葉の遅れがある子は2つの言語を習得できるのか?
By Lauren Lowry (The Hanen Certified Speech-Language Pathologist)
言葉の遅れがある子の親は第2言語がわが子にどれくらいの影響を及ぼすか、何度か疑問をもつのではないだろうか。
おそらく、こんな風に自分に問いかけるだろう:
①我が子は生まれてからずっとバイリンガルの環境にある。これは、我が子の言葉の遅れをさらに悪化させるのではないだろうか。
②我が子に2つめの言語を教えてもいいのだろうか。すでに母国語でも言葉の遅れがあるというのに。
③フランス語のイマージョンプログラムは、我が子には難しいかもしれない。
新しい調査では、2つ以上の言語環境にある様々な言語問題を抱えた子どもたちの実態について明らかにしつつある。
ほとんどの調査が、「特定言語障害」つまり言葉に困難はあるものの、他の運動能力や認知・思考力、社交的能力は通常で、発達に問題のない子どもたちについて結論を出している。また、いくつかの調査では、ダウン症のバイリンガル児と、最近では自閉症児についても目が向けられている。これらの調査母体では、2つのタイプのバイリンガル児に注目している。
・出産と同時のバイリンガル児:3歳前より2言語環境にある子どもたち
・後発のバイリンガル児:1つの言語を獲得してから、2つ目の言語を獲得する子どもたち(通常3歳以降)
もう一つの項目は、幼少時代のバイリンガル環境と言葉の遅れについて、区別をしている。それは、子どもの言語環境への影響である。
・多数派言語は、その地域のほとんどの人々に話されている言語とする。
・少数派言語は、人口に対して少数の人々に話されている言語とする。
最後の項目は、バイリンガリズムの調査を考える上で有用なものである。
モノリンガルの定義だ。
・モノリンガルとは、1つだけの言語を話す個人である。
調査は言葉の遅れがあるバイリンガル児についてで、ほぼ同じ言葉の遅れがあるバイリンガル児とモノリンガル児の比較をした。
この比較は、言語が増えることが、子どもに何かの違いや重要な問題を引き起こすのか、ということを教えてくれる。
さて、ではここで、言語獲得が困難な子どもたちのバイリンガル環境の影響について、前述のよく親御さんから出される疑問について見ていく。調査結果はどうなっているだろうか。
①私の子どもは生まれた頃からバイリンガル環境です。これは我が子の言葉の遅れをさらに悪化させるのでしょうか。
このタイプのバイリンガル児は『同時』習得者で、小さな頃からどちらの言語も習得している。
時として親はバイリンガリズムは言葉の遅れがある子にとって、さらに言葉の遅れをもたらすのでは、または、このグループの子どもたちがバイリンガルになるのは不可能ではと心配する。
調査員たちは同時習得のバイリンガル児について、次のように見ている。
・特定言語障害児(SLI):
2つの言語を同時に習得しているSLIの幼児は、どちらの言語習得にも大きな違いはなく、モノリンガル児との比較でも同じであった。同時習得のバイリンガルSLI児は、モノリンガルSLI児と同じ問題は抱えていたが、それ以上の違いや課題はなかった。
・ダウン症児:
バイリンガルの家庭で育てられたダウン症児と、モノリンガルダウン症児を比較した調査では、バリンガル児は少なくともモノリンガル児と同じ言語レベルにあった。したがって、バイリンガル環境の悪影響は見られなかった。
・自閉症児(ASD):
英語・中国語のバイリンガルASD児とモノリンガルASD児の語彙を比較した調査がある。調査員は、バイリンガル環境は子どもたちの言語発達に悪影響はなく、バイリンガル/モノリンガルどちらのグループも同じ語彙のスコアだったと結論づけた。
結論:
調査データによれば、同時習得のバイリンガル児が持つ言語問題は、モノリンガル児がもつ問題以上の遅れ又は困難はみられなかった。
②-1.我が子に2つ目の言語を教えてもいいのだろうか。すでに母国語でも言葉の遅れがあるのだが。
これは後発の習い手であるバイリンガル児のタイプである。すでに母国語を習得していて、3歳以降に2つ目の言語を習う子どもたちのことだ。以下のグループの調査では:
・特定言語障害児:
ほとんどの調査では、十分な第2言語の環境が整えば、モノリンガルSLI児と同じくらいに第2言語習得できると結論づけている。この後発バイリンガル児たちは、モノリンガルSLI児と似通った発達過程をたどりながら、同じような言語レベルまで上達させている。
しかしながら、ドイツの調査員は異なる結果を示している。少数派(トルコ語)SLI児がドイツ語を第2言語として習った場合、同等のモノリンガルSLI児より4歳以降も第2言語のドイツ語の言葉の遅れがあった。これはこの子たちがドイツ語コミュニティより孤立したところからきているという事実、そして社会経済的に劣った少数派グループであることが第2言語の習得に関して不利であるため、このような結論に至ったのでは、と言及している。一方で、この調査は前向きな結論も出しており、両言語の習得に十分な環境とサポートのもとで生活できれば、このグループの子どもたちも第2言語の習得に成功するとしている。
・自閉症児:
2011年の最近の調査では、同時習得バイリンガル児、後発習得バイリンガル児、モノリンガル児について比較している。この調査では、話せる子、まだ話せない子も含まれる。これら3つのグループ間で、言語レベルに大きな違いは見られなかった。
結論:
これらの調査は以下の結論を導く。すなわち、言葉の遅れがある後発のバイリンガル児でも第2言語は習得できる。しかしながら、彼らのコミュニティと学校で、どちらの言語も充実したサポートを得られた方が有利なようである。言葉の遅れがある後発バイリンガル児は、言語習得の課題はあるが、同じレベルのモノリンガル児と大きな差はない。
②-2.私の母国語で我が子に話しかけてもいいの?
時として親たちは自分の子どもに言葉の遅れを見つけると、自分たちの母国語で我が子に話しかけるのをやめた方がいいのでは、と感じる。
親たちは通常、コミュニティで必要のない自分たちの母国語ではなく、我が子は多数派の言語を習得するべきだと考える。
何人かの親たちは、多数派言語へ変えていくことを考える。
なぜなら、彼ら自身はコミュニティで多数派の言語を話しているからである。
また、ある親たちは、例え自分たちが多数派の言語が得意ではなく、上手く表現できなくても、自分たちの母国語で話しかけるのをやめるべきか考える。
もし、両親が子どもたちに母国語で話しかけるのをやめると決めた場合、いくつかの問題が生じる。
・もし両親が得意でない言語を話そうとした場合、それは親と子の絆と意思疎通を危険に陥れる可能性がある。言葉は感情、情緒、アイデンティティーと強く結びついているため、この状況は、親子感情と心理状態に困難を引き起こす。
・少数派言語を話す子どもたちは、彼らの母国語を失うか、上手く話せなくなるリスクを含んでいる。これは、子どもたちの第2言語の習熟度に影響を及ぼす。第2言語は、しっかりとした家庭環境を育むことに必要な存在である。
・子どもたちと彼らの母国文化との繋がりを切ってしまう恐れがある。
・家庭内には、自分の母国語しか話せない者もいるかもしれない。もし子どもが母国語を話す能力を失った場合、その者との関係は希薄になる。
子どもの母国語のメンテナンスで重要な点について、記事の中でDr.Kathryn Kohnertと同調査員たちは以下のように説明している。
・言葉の遅れがある子どもたちとその両親は、共通の言語をシェアするべきである。そうすることで、彼らは家庭の価値観や経験、思考等、広く様々なコミュニケーションを可能にする。
・言葉の遅れがあるバイリンガル幼児へのセラピーの大きな目標は、子どもたちの家庭言語の獲得であるべきである。
結論:
親たちは子どもたちとは自分の母国語で積極的にコミュニケーションを取るべきであり、子どもと接する専門家たちも家族の母国語を援助すべきである。
③フランス語イマージョンプログラム(主に英語・フランス語が公用語のカナダ等で行われているプログラム)は、うちの子には難しすぎる?
イマージョンプログラムの流行に関わらず、言葉の遅れを持った子に適切にこれらのプログラムを提供した調査がほんの少し残っている。そのうちの1つは1982年、英語を主言語とする言葉の遅れのある子どもたちがフランス語イマージョンプログラムに参加したものだ。この子たちは英語のみのスクールに通うモノリンガル児と言葉のレベルは同程度であった。
さらに、イマージョンに通う子どもたちのフランス語能力は、言葉の遅れのある子・遅れのない子たちが英語のみのスクールで形式的に習うフランス語能力よりも、はるかに高いフランス語スキルを身につけていた。
結論:
言葉の遅れがある子どもたちはたいてい、モノリンガルの学校へ行く選択をする。しかしながら、調査の数値からは(限られたものではあるが)、言葉に困難のある子どもたちも、バイリンガル教育環境でもモノリンガル教育環境と同じように上達するようである。
学ぶ言語が1つだろうが2つだろうが、言葉の遅れがある子どもたちには言葉の獲得にサポートが必要である。イマージョンプログラムを考慮するさい、その子への言語スピーチサービスについてと、特別な教育が学校で可能であるかたずねることは重要である。イマージョンプログラムだけでなく、もうひとつの母国語についてもサポートは必要である。
最終考察:
言葉の遅れがある多くの子どもたちはバイリンガル環境で育てられる。一方で、多くの人々が言葉に困難を抱える子どもたちにバイリンガル環境は不利益だと誤って信じられている。
上記に挙げた調査結果は、バイリンガル環境はこのグループの子どもたちによい影響を与えることを示している。バイリンガルの領域での調査員Dr.Fred Geneseeのまとめによれば、
『当時は限られたものであったが、SLI児たちによる証明は以下のことを提案している。つまり、これらの子どもたちは、彼らの言葉の遅れの範囲内で、2つの言語を同時に習得できる能力を持っている。したがってSLI児が、2言語またはそれ以上の言語を知る家庭で暮らすことは有用で重要であり、2つの言語を取得するどんな機会をも与えられるべきである。』
Dr.Fred Geneseeは続けて説明する。
『バイリンガル児は彼らの言語の習得を確かなものにするため、絶え間なく定期的に両方の言語環境に置く必要がある』
そして、
『少数派の言語に特別な配慮をすべきである。コミュニティで使用されていない分を補うため、家庭では多数派の言語より少数派の言語である方が望ましい。』
もし、言葉の遅れのある子が1つ以上の言語環境にあるなら、あなたの子どもをサポートするベストな方法について、言語病理学者のコンサルタントを受けた方がよい。あなたの子どもは2つの言語を学ぶ必要性に迫られる。他のバイリンガル児たちのように、あなたの子どももバイリンガルになるため、継続的で豊かなバイリンガル環境が必要になる。
「自分の母国語で話しかけるのをやめる」というのは古い考え方であり、調査に基づいていない選択肢だと自覚するべきだ。
原文はこちら→Can children with language impairments learn two languages?
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ここのが一番わかりやすくまとまっていたので、訳しました。
わかりやすく、文をつながりやすくするために意訳している部分もありますが、大体こんな感じかと。もし間違っている部分があればお知らせくださいー。
両方の言語のセラピーか・・・。日本ではほぼ不可能ですね(汗)
アメリカとかカナダ等、移民の国ならいろんな国の人たちがいるので、いろんな言語のコンサルタントはまだ希望が持てそうですが、日本じゃーねー。
今まで発達医さん以外で、ひとりとして「バイリンガル環境でも大丈夫」って言ってもらえた試しがないです。スピーチセラピスト(言語療法士)ですら、「英語は教えるな」って言う人もいるくらいです。
いま、娘が英語を面倒くさがってて、パパがどれだけ悲しい思いしてるか想像したことあるんでしょうか。そうすると「パパが日本語話せばいいじゃない」って話に絶対なるんですよ。言語とアイデンティティーがつながってるなんて、言語のスペシャリストのくせにわかんないって、これたぶん留学したとか他の国で暮らしたことのある人にしかわかんない苦しみだと思います。
「母国語」と、ただ「話せる外国語」は全然違うって、なんでわかんないんだろ。メキシコにいたとき、私は周りが娘にスペイン語で話しかけることにすごくモヤモヤしました。日本語話さなくなったらどうしようって、とても不安になりました。その気持ち、セラピストのくせになんでわかんないの!?
まー愚痴ってもしょうがないですけどねー。
逆にいま日本在住でパパが日本語話さなくてイラついてる日本人妻さん。
わかってあげてください・・・母国語でコミュニケーション取れないって、すごく悲しくて苦しいことなんです。その気持ちを想像するのは、実際体験しなくちゃわからないけれど、少しでも考えてあげてくれたら、同じ立場だった私としてはとても嬉しいです。
2 件のコメント:
うちはバイリンガル環境です。元々はトリリンガル(私は日本語、旦那はスペイン語、私と旦那の会話は英語)環境だったのですが、言葉が遅れているなと分かった時点で日本語と英語だけにしました。特別教育の学校に通って1年ちょい。息子は英語で話します。私が日本語で話しかけても英語で話しかけても、返事は英語。学校ってすご~いと思いました。そしてクラスメートの影響!お喋りな生徒達と仲が良かったので、言葉を覚え易かったみたいです。友達パワーってすごい!日本語も単語を喋ったりするけど、アクセントや訛りが外国人のようです。だから私の意見としては、バイリンガル環境でも悪影響は無いと思います。ただあくまでも環境によるかな?私の周りの日本人夫婦の子供(何も問題無し)は、英語のデイケアなどに通っても、やはり自然と出てくる言葉は日本語ですね。ロブさんの家庭は夫婦の会話が英語なんですよね?バイリンガルの生活で問題はないはずです!英語のアニメを見せると、さくらちゃんも英語に興味がわくかもしれませんよ。My Little Ponyがこの年齢の女の子に人気みたいです。息子の友達はPaw Patrolにはまってるそうです。
当たり前ですけど、スピーチセラピストの立場から言うと、モノリンガルの方が断然指導し易いみたいです。バイリンガル環境にいる子供の言葉の遅れの原因は、いろんな言葉が飛び交っているアメリカにいても判断し辛いそうです。息子が初めて入ったクラスの先生は、携帯辞書を引きながらコミュニケーションを図ったって言ってました。息子が飛行機のおもちゃを持って「ヒコーキ」と言ってたので、airplaneで検索して、確認してから「airplane」と教えたそうです。いろんな言葉を喋る子供を担当するのも大変ですよね。。。
中南米の治安リンクありがとうございます!そちらにも後ほどコメントしますね。
葵さん>コメントありがとうございます\(^o^)/
> 友達パワーってすごい!日本語も単語を喋ったりするけど、アクセントや訛りが外国人のようです。
すごいですよねー。うちも保育園入ったあたりから急に語彙がのびたように感じます。特にけんじは転園してさくらと同じ園で加配をつけた(障害児用に保育園の先生をつける)あたりからが顕著で、同じ自閉の子とすごく仲良くやってるみたいです。
私がカナダで日本語教師してた時は、低学年と中学生を担当していましたが、ほぼ全員がマルチリンガル環境で、中学生になるとカナダの公用語・フランス語も習っているため、4、5ヵ国語を話す子も普通にいましたよ。だからカナダ・アメリカと聞くと、マルチリンガルな印象が強いです。
日本語学校では、低学年で、英語・中国語・日本語を自在に話す子や、英語・フランス語・日本語を話す子も。
中学生で、英語・フランス語・ロシア語・日本語を話す男の子は、日本語で小説を書いて見せてくれたこともあります。
ただ、あまり言語環境が整わないと、言語数に関わらず、追い付いていくのが大変なように感じました。「あんまり宿題を一緒に見てやれなくて」と言う下の子が産まれたばかりのご家庭では、日本人夫婦にも関わらず、上の子は英語は流暢なのに日本語を話すのに苦労していました。
マルチリンガルで英語・中国語・日本語を話す子は成績優秀で、バイリンガルの子以上に日本語ペラペラ、読み書きもトップクラス。子どもたちを見ていると、読み書き能力と話す聞く能力は比例していたように感じたので、家庭での努力ってやっぱり必要なんだなーと感心した覚えがあります。
> My Little Ponyがこの年齢の女の子に人気みたいです。息子の友達はPaw Patrolにはまってるそうです。
My little ponyは1年前に卒業してしまって・・・あんなに好きだったのに、その後プリキュア、アイカツ、five nights at freddy'sときて、いまはなぜかエヴァンゲリオンです。なぜ!five nights~の時もどうしてハマったのか不思議でしたが、今は残酷な天使のテーゼを狂ったように毎日かけまくってます。Max(安室奈美恵のバックにいた人たち)が残酷な~を踊ってるのを見て、ダンスを必死にコピーしている日々です。なぜ今Maxなのか、エヴァなのか、中年ヲタクみたいな趣味してます。
Paw patrol可愛いですよね!私も見せたんですが、ふーんて感じで、けんじが今ハマってるのは□・△・○です。冗談抜きで。ただひたすら無機質な□・△・○を使った淡々としたゲームにハマり、その絵を毎日描いてます。
二人とも趣味が変なので(特にけんじ)、どこから英語につながるやら、見当もつきません・・・;小学校入ったら本格的に日本語・英語の読み書きを教えないと、とは思ってるんですけどね。
中南米の治安についてはお気遣いなく~お互い子育てで忙しい身ですもんね!また気が向いたら遊びに来てくださると嬉しいです(о´∀`о)
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