2016年7月19日火曜日

フィンランド----"学び"は"遊び"の国

タイトル、かなり意訳してますケド。

今日、支援級の見学に行きました。夏休み前ですが2学期は改修工事があるため、1学期中に行った方がいいと言われ、無理にスケジュール組んでもらってきました。

感想は、「視覚支援がすごい!」。
※視覚支援=発達障害児は耳で聞くより視覚に入るものの方が伝わりやすいので、絵カードや文字で書いたスケジュール等を見せるようにして伝える=支援してあげること。

支援級とはいえ、普通級に交流で入っていく子がほとんどなので、子どもによって時間割が違います。その時間割を子どもの名前と一緒に一つ一つカードに書いて大きく貼り出してあったり、体操服の管理の仕方を写真で順番に説明してあったり。高学年の子は先生についてもらってプリントしたり、低学年の子は授業よりビーズ遊びをしていたりしました。

普通級のクラスにも薄型の大きいテレビが全クラスについていて、先生の開いているページが大きく映し出されます。
「はい、○ページの一行目、指を置きましたか(どこに指を置くか一目でわかる)。大きい声で読みましょう」
これも視覚支援のひとつなんだとか。
「自閉症の子が交流で普通級に来ても、わかりやすくするためです」
すごーい!なんか南米じゃなくてもいい気がしてきたな!(単純)

話は少し変わりますが、最近、マイケル・ムーアが世界一といわれるフィンランドの教育制度についてドキュメンタリーを作った動画を少し見ました。



もともとフィンランドの学校時間が短いことは聞いていましたが、それが「子どもたちはよりリラックスした環境から学びとるから」「子どもたちは自分が幸せになるにはどうしたらいいのかを学ぶべきだ」という意見には感銘を受けました。まさにその通りと思います。

---でも日本人の典型的な幸せは、いい学校入っていい企業入って、波風立たせず特に目立たず普通でいること、を考えると、フィンランドの制度をそのまま日本に持ってきても上手くフィットしないと思うんですよね。
フィンランドの「自分はなんだってできると教える」は無理があるんじゃないかと。


日本人の幸せとは、という投稿。
(クリックで拡大)

日本人は日本人の幸せを自分で見つけるしかないんだろうなぁ。

4 件のコメント:

葵 さんのコメント...

その支援級、良さそうですねー。普通級でもテレビを使ってくれることとか考えると、生徒も保護者も支援級に理解がありそうな感じですね。ゼロからの移住は大変だから、南米じゃなくていいかもと思ってしまう気持ち分かります(^-^)

息子の学校(ロサンゼルスの公立)ではIpadを使ってますよ。先生が個人や少人数相手に絵や工作を教えている時、残りの子供達はIpadでアルファベットをなぞったり、数字の電車を見たりしています。他にもいろいろ選択でき、子供達はゲーム感覚で楽しんでいました。普通のアニメ映画をちょっと見せて、「いいことしてもらったから、ありがとうと言ってるのよ」と説明したりとか。私だったら映画を一緒に見たら、特に説明せずに終わっちゃいます(汗)。

息子は学校で皆で学ぶのが大好きです。遊び感覚で学べるし、友達がやっていると真似したくなるみたいです。言葉もクラスメートから吸収しています。だから、家ではあまり教えていません。私が厳しいので教えるのに向いてないのもありますし、何より息子がすぐ飽きてしまう・・・。

前コメへのお返事なのですが、息子が自閉症が入ってる可能性が高いと告白しても、周りの人からネガティブな反応はありませんでした。それどころか「友達にも」「いとこにも」「甥も」と自閉症やダウン症がいる人が多く、こっちの方がびっくりしたかも。アメリカ人でも日本人でも、関係者に自閉症やダウン症は全くいませんという人はいないですね。みんな変わらずに仲良くしてくれてます。公園に息子と同い年のお孫さんを連れてくる日本人のおばあちゃん(でも若々しい!)は「それも個性のうちよ」と言ってくれました。息子は温和で絶対に他の子を叩いたりしないし、小さい子が大好きで一緒に遊んだりするので、言葉と反応が薄いぐらいしか支障が無いせいもあると思いますが。

日本はネガティブな部分を隠す文化ですよね。口にしないだけで、日本でも「実は親戚に」という人多いのではないでしょうか??

チャパラ湖近辺で私がいいな~と思ったのは、湖畔にあるChapalaやAjijicなどの小さな町です。世界一気候が良いそうですよ~。

グアダラハラは大きいので、エリアによって治安の差がありそうですね。ここにあるThe American Schoolは自閉症の子供にもしっかり対応しているとどこかで読みました。でも学費が(以下略)。

ポケモンGo、大人気のようですが、早速交通事故でましたよ。運転中にやってて、木に突っ込んだそうです。廃車ですよ。巻き添えは無く、運転手も足首を痛めたぐらいみたいですけど、これからもこういう事故増えるんじゃないかな?うちの旦那もやってみたかったけど、携帯が古くて対応していなかったそうです。私はゲームに興味が無いので、どうでもいいです(笑)

南米に移住する事があったら、日本の中古ゲームソフトを現地で売るのもいいかもしれませんよ。ebayで中古ソフトを売っている日本人の評価を見てみたら、すごいすごい。去年の12月にebay参加なのに、評価数は600以上!評価しない人や数点同時買い(評価数は1でカウント)もいるので、実際の販売数は倍近くかそれ以上あるかもしれません。商売大繁盛ですよ。多少高額になっても、好きな人は買うはず。気に入ってくれたらリピーターになるはず。私はアメリカにいるので仕入れできないので無理なのですが、それをクリアできればいい商売になりそうだなと妄想したことは否めません(笑)。

ロブさん さんのコメント...

葵さん>コメントありがとうございます\(^o^)/お返事遅れてすみません;

> 「それも個性のうちよ」と言ってくれました。
いやぁ・・・日本ではなかなかないですよ。たぶん。
とある肢体不自由の人がツイッターでツイートしてたんですが、知らない母子がすれ違い様に「なんであの人は僕たちと違うの?」と子どもがお母さんに聞いたら、「それは産まれる前に悪いことをしたからよ。だからいい子にしてないとああなるのよ」と言われてひどく傷ついたという話は聞いたことがあります。障害は障害で、赤の他人が優しく「個性よ」だなんて、ナイナイっす(;´_ゝ`)
また、東京大学かどっかの大学では、発達障害を「治す」薬の開発が進んでいます。「治す」ってなんか変な表現だなぁと思うんですが、期待してるお母さん方も多いです。
他害が出ちゃって自分でどうしようもないADHDの子なんかは薬がありますが、それも賛否両論ですよね。他害ないのはほんとありがたいですよね・・・ある子のお母さんは本当に大変だなと・・・。

> 日本はネガティブな部分を隠す文化ですよね。口にしないだけで、日本でも「実は親戚に」という人多いのではないでしょうか??
それ以前に親戚にオープンにしてない人が多そうですよね・・・(´д`|||)「あそこはしつけがなってない」で肩身の狭い思いをしてるお母さんは確かに多そうです。親戚が集まる冠婚葬祭では日本は子どもたちは特にいい子にしてなきゃいけないから、多動児持ちには辛いんじゃないかと。うちは親戚同士で宗教が違って冠婚葬祭はお互い一切関わらないので、逆によかったです。他のお母さんの話聞いてると「無理・・・!!!!」としか思えないですよー(´Д`)

チャパラ湖付近は、治安がかなり悪いミチョワカン州が近いこともあってダンナは警戒しています。外国人には手を出さないだろうけど、メキシコ人には容赦ないだろうと。他記事であげようか迷ってますが、やっぱり南米でもメキシコは治安がいいとは決して言えない公式の調査結果を見つけてしまい、そこではやっぱりチリやウルグアイの安全性は格が違いました・・・。

子どもが大きくなってティーンになった時、私たちの知らない人たちと知り合ったり、知らないところに出掛けることを考えたとき、知的にグレーの我が子らはちゃんと危険があるかないかを判断出来るだろうか、とても心配です。
うっかりマフィアと繋がってしまったダンナの知り合いは、両手を縛られ車?で引きずり回されて、全身皮がめくれた死体で発見されました。
子どもらはいつか自分たちで親の知らないコミュニティを築いていくものですが、障害のある我が子らは、うっかりそういう人たちと関わらないようにできるんでしょうか・・・?
心配したらきりはないんですけどね;メキシコでは、ただただそれだけが心配です。

中古ソフト、そんなに高く売れるんですね!私も繋がりがあったらやってみたいです・・・(^_^;)

葵 さんのコメント...

ロブさんの旦那さんは本当に悲しい目にあわれたのですね・・・。
うちの旦那はオアハカ出身なんですよ。田舎で国境から離れているため、オアハカは治安が割りと良いそうです。だから周りにマフィアや麻薬絡みで殺された人はいないそうです。

子供が大きくなってからの付き合い・・・考えたこともありませんでした。なんか今でも半分赤ちゃんのように思っていたかも。でも考えなきゃいけないんですよね。どれが子供にとって、そして親にとって良い選択なのか、先に分かればいいのになぁ。

私達が子供の頃は、発達障害という認識は一般に浸透していなかったと思います。小学生の頃、やけに落ち着きのないクラスメートがいたけど、今から思えばADHDだったのでしょうね。中学から私立に進んだのですが、恥ずかしながら私、10年ぐらい前まで自閉症の存在すら知りませんでした。初めて自閉症と言う言葉を聞いた時、ひきこもりの事かと思いました。
今は何でもレッテルを貼っていますよね。

アメリカが発達障害に寛大なのは、差別に厳しい訴訟大国のせいもあると思います。ホットコーヒーの蓋が外れて火傷しただけで大金が支払われた国ですよ。発達障害に差別発言をしたらどんな事になるか・・・。日本のように型にはまらなくても誰も気にしないところも大きいですね。

発達障害を「治す」薬ですか。「抑える」なら分かるのですが、「治す」という表現がすごいですね。「治す」ということはある程度薬を飲めば、あとは薬無しで大丈夫になるのでしょうか?気になる副作用が無いのであれば、こんな嬉しい開発はありませんよね。

南米の治安の公式調査、良かったらリンクを教えてもらえますか?私も興味あります!

旦那さんが留守の間、十分「耳」を休ませて下さいね♪(^v^)

ロブさん さんのコメント...

葵さん>コメントありがとうございます(*^-^*)
オアハカですか!いいところですね(^^♪メキシコシティとユカタンの間だから、どっちも行けていいですよね☆彡南の方だし、あんまりマフィア絡みはないですよね💦

私も自閉症だなんて、我が子が診断受けるまで知らなかったです。そうそう、自閉症って引きこもりっぽい人のことなんじゃないの!?うちの子イケイケでグイグイ友だちん中入っていきますけど!?違うっしょ!?って。まさか距離感図れないから近づきすぎる自閉症があるなんて、思いもしませんでした。
でも日本でも思ったより「自閉症」「アスペルガー」という言葉そのものは浸透してきてるみたいで、「あー、なんかコミュ障の人でしょ?」ぐらいの認識はあるよう?です。

>アメリカが発達障害に寛大なのは、差別に厳しい訴訟大国のせいもあると思います。
なるほどー、それは確かにそうですね。差別と訴訟多いですもんねー。ちょっとしたことでも差別じゃないかって言われますもんね。今年のアカデミー賞も「白人ばっかり!」ってクレーム出てて、そこまで言うか、と思いました(笑)たまたまじゃないのー。
型にはまらない、も納得です。多国籍文化のよさですよね。

>南米の治安の公式調査、良かったらリンクを教えてもらえますか?私も興味あります!
はい、ではまたあげますね(^^)/しょせん日本人の調査でしょって言われるかなと思って迷ってましたが、まぁ参考程度にはなるんじゃないかなと。メキシコばっかり具体的な数字がかなり出てるのがミソでした。安全とはいえ、いい意味でも悪い意味でも、しょせんメヒコ・クオリティなんだなと。いえ、好きですよ、メヒコー!にこ!(言い訳)