2015年8月24日月曜日

最近受けた発達外来の診察メモ

先週受けた発達外来の診察内容。ワタクシ的メモ。

娘、4歳11か月。
息子、3歳3か月。
ダンナ、40歳(←ダンナまで・・・)。

ちなみに普段は私だけがお医者さんに会いに行きます。
お医者さんが「落ち着いて話せないから、大変だったらお子さんたちは連れてこなくていいよ」って言ってくれてるし、問題の解決方法さえわかればいいので、まだ本人たちが自分の感情を上手く話せないうちはいいのかも、と思っています。

(こんなこと言うから「あの医者・・・!!」って周りからの評判が悪いのかもしれませんが;でも子連れだと話できませんよね!?ね!?)



◆娘◆4歳11か月
保育園生活はとても順調で、家庭でも特に問題なし。言語訓練も楽しく通っている。

一時期、お迎えのさいいつも別の部屋や遊戯室でポツンとしているのが気になっていたが、加配の先生に話したところ、帰りにみんな個別で絵本を読ませていたが、本人は絵本が読めないため苦痛だったようで、別の簡単な活動を用意してくれるようになった。

---保育園生活が順調だと、情緒的に落ち着いて家庭でも荒れにくい。娘ちゃんの保育園はスケジュールの絵カードを取り入れる等、かなり理解がある方だと思う。


◆息子◆3歳3か月
①性格かもしれないが、自分の欲しいものがわからない・決められないようなところがある。
「これとこれ、どっちが欲しい?」と現物を見せ、その場では選べても、後から「(欲しいのは)これじゃなかった!」という風にぐずるところがある。
「さっき選んだね」と言い聞かせても、こちらの言ってることが伝わらず、ひたすら泣き叫ぶ。

---もしかしたら、「選ぶ」という行為の意味がわかってないのかもしれない。一方を選んだら、もう一方は手に入らない、という部分が理解できていない場合もある。もしそうだとしたら、本人としては「なぜ両方くれないのか、後からくれるはずじゃなかったのか」ということになる。
だとすると「もう選んだね」言っても通じない。本人にとっては、あなたが意地悪をして隠してるのだ、としか捉えない。

選べないのであれば、もう最初から「これだね」と親が決めて与えた方が、本人は楽。だってまだ「どちらかに決める」という意味がわからない・出来ないのだから。まだ出来ないことを無理にさせる必要はない。


②(娘とは別の)保育園への行き渋りが激しい時があって困る。他の子もそうかもしれないが、かなりの癇癪持ちで、入園から約4か月、ほぼ隔週で知恵熱を出され、保育園を休むことが多い。
保育園では特に問題なく過ごしているようで、来年も加配なしでいいのでは、と言われているけれど。

---保育園で問題なく過ごせているからこそ、疲れが出ているのだと思う。
本来、自閉傾向のある子は、通じていても問題なくても、出来るだけ絵カードを使った伝達の方が本人の負担は少ない。
他の健常の子たちだって、この年齢なら絵カードの方が伝わりやすいんだから使った方がいい。でもこればっかりは保育士がやるか・やらないかなので、強制はできない。

保育園との関係もあるので、機会を見てそれとなく伝えてみては?
あまりにも癇癪がひどいようであれば、こちらから保育園へコンタクトしてみるので、また相談してください。

また、グレーとは言っても加配はつけてもらった方が本人は楽。さっきも言ったように、保育園ではできても、家庭にしわよせが来て癇癪がひどくなることもある。自閉傾向がある以上、来年は加配枠で申し込んだ方がいい。


◆ダンナ◆40歳
夕方になると気分が沈む。最近は自分の好きなことを仕事にしていて、そちらも順調で稼ぎもある。実質労働時間なんて数時間だけ、後はゲームとFacebookしかしてなのに、それでも夕方になるとウツっぽく沈んでいる。

---もともとADHDは脳内の情報処理がうまく機能しないため疲れやすい。
普通に過ごしていても、細かな音を聞き分けたり、座っている椅子の感触を普通の人たちの何倍も感じたり、ADHDの脳は常に活発に活動している分、オーバーヒートしやすい。

一方で、好きなことにはとことんのめりこんでしまい、疲れが認識できない人たちでもある。体も脳も限界なのに、体を壊して倒れるまで「自分は疲れてたんだ」ということがわからない。

誰だって1日中休みなしでPCの前にいたら疲れてしまう。
普通は疲れたなと感じたときに、席から離れるなり多少の休憩を取ろうとするが、ダンナさんは脳と体の過労状態に気づかず、のめりこみすぎてうつっぽい症状が出てるのかもしれない。

タイマーをかける等して、適度に休むよう声かけをしてあげた方がいい。脳と体の疲労が取れれば、落ち込みも軽くなると思う。

ただ、彼らは日常の変化をものすごく嫌うので、最初は少しずつ試すようにする。あまり強制的でなく、上手く誘ってあげること。効果を実感させて徐々に移行させていく。

また、ざっくり時間割をつくってあげると1日の流れがわかりやすいので、本人も休みやすいはず。


実のある診察でありました・・・!
特にダンナの部分は話が長くなりました;成人の発達外来で痛い目を見てきた分、心強いです=3

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