2015年9月30日水曜日

自営業の始め方②~国金へ行こう

自営業をはじめるのにお金を借りる方法はいくつかあります。
自分たちの資金だけで始めてもいいですが、おすすめはしません・・・。

長くなるので、また隠しますね。

自営業をはじめるさい、どうしても勘違いしてしまいがちですが、最初から多くの来客はのぞめません。
しばらくは雀の涙程度の収入、あるいはパートしながらかけもちで生活していかなければなりません。

結構キツイです。


月15万円程度で生活してたとしても、それがいったいいつまで続くのか。
月15万円稼げるようになるまで、半年?1年?いつになったら安定した収入ができるのか?先は見えません。

できるだけ融資を受け、少しでも金銭的に余裕はあった方がいいです。

さて、ではなぜ国民金融公庫から借りる人が多いんでしょうか。


ひとつは、金利がダントツで安いため。
もうひとつは、審査のハードルが低いため、です。


普通、銀行等でローンを組むと、金利は約8~14%。カードローンも大体同じです。
ところが国金(国民金融公庫)だと、金利は約1.2~2.4%ぐらい。全然違います。
だから国金で借りられるならそちらの方がずっとお得です。

もうひとつ、審査のハードルが低い、とは言いましたが、これは少し難しいところがあります・・・・。

銀行やカードローンだと、100万円ぐらいまでならわりと審査のゆるいところが多く、国金より借りやすいからです。

国金は借入金額が100万だろーが1800万円だろーが、事業計画書(と創業計画書)を提出しなければいけません。

もちろん、金遣いが荒かったり借金がないか等、約1年分の銀行通帳もチェックされます。
この事業計画書と創業計画書が、すごくメンドウくさいんですよね(--;)

難しいことはなにもないんですが、売上予測だったり、経費予測だったり、数字を細かく算出、しかもちゃんと説明できる納得のいく数字を出さなければいけません。面倒くさい~。

人によっては夢見る部分が大きすぎて、そういう部分がおざなりになる方も?みえるようで・・・。

ですが、国金からしたら私らの夢なんてどーでもいいんですよね。要は「その事業は金になるのか・ならないのか」を証明しなければいけません。
お金にならない事業に、誰もお金は貸しません。

でも、もちろん情熱も必要です。ヤル気ない人では、ほんの少しの障壁で事業はつぶれてしまいます。難しいですね・・・。

私としては、確かに面倒ではあるけれど、いちど事業計画書と創業計画書を作ってみて国金に相談に行ってみるのもいいんじゃないかな、と思います。タダだし。
(税理士さんや会計士さんにお金出して相談行かれる方みえますが、審査するのは国金なんだから、国金にきけばいいんじゃないかなと毎回思ってしまうんですが・・・)

実際に事業が始まったら、計画書以上に資金繰りが大変です。
サービス業はそうでもないですが、仕入がある業種だと、急に仕入で大量の支出があることがあります。 あんなに収入あったのになんでお金ないの!?と、驚くことも多いです。
収入と支出のバランスがなかなか難しいので、最初から計画的に進めていかないと、意外と収入は低かったりします。

だから、気軽に銀行等で借りるより、一度国金に計画書をみてもらった方がアドバイスが聞けていいと思います!

また、金額が大きくなると審査は銀行等の方が厳しくなるそうです。
私は少額だったのでよくわかりませんが・・・。


そんな私らといえば。
創業計画書と事業計画書を練りに練って、ダンナもわかるように英語版も作って、商品紹介資料や試作品資料も作って、いざ、国金の事業融資相談に万全の態勢でのぞんだのに!
パラパラ~と資料を見て。
「あー、もう事業は始めてるんですね」
「はい!売上も上々です!」
「ふーん。あ、履歴書部分短いから、別紙にまとめてくれる?」
「はい!他にはなにか!?」
「いや・・・別に・・・これならいいんじゃない?じゃ、これ借入の申込書だから書いてね。奥さん通訳するなら念書もいるから」


5分で終わりました。


でもお隣さんは細かく指導してもらってたので、指導もらえる場合もあると思いまっす!!

借入の申込書や事業計画書等、必要書類を持参または郵送した後、約1週間ほどで電話か郵送で面談日の連絡が来ます。

ここからが本番デス!!!!


あ、ちなみに一番大切なことを忘れていました。
自己資金は事業資金全体の1/4~1/3はないと借入は難しいそうです!自分のお金も貯めましょうね~!!!!


関連リンク
1.自営業の始め方〜国民金融公庫の融資審査に通ったよ
2.自営業の始め方②~国金へ行こう

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