メキシコはいつも突然に（そして”みっしり”）

ふたり仲良し。

・・・と思ってるのはネエちゃんだけなのが悲しいです（笑）

写真では伝わりにくいですが、さくらは相当なおてんばで、起きてる時間はずっと何か話し（というか叫び）ながら狭い家の中を走り回り、おもちゃをベランダから外に投げる→「さくらーっ!」→テレビを倒す→「さくらーっ!!」→ＰＣの椅子の上にのぼって回転する→「さくらーっっ!!!」→そこからダイブする→「さーくーらーっっ!!!!」と、ずっと怒りっぱなしなのです。

そんなさくらの前に、自分では身動きのとれない赤ん坊・拳士など置いておこうものなら、「うきゃーっw＾o＾」と奇声をあげながら、ウッホホホ！とばかりに、喜びの舞をはじめるわけで・・・。

当の本人は命のキケンを感じ、ギャン泣きです。
普段は安らかな微笑みを浮かべながら眠っているのですが、託児所から帰ってくるさくらの声が聞こえてきたとたん、眉間にシワを寄せた苦悶の表情に変わります。カワイソウ。
耐えろ・・・！それがキミの人生なのだ・・・！！



話変わって、ほんの数週間前、メキシコでは大統領選挙がありましたね。
「今度こそ革命が起こる！メキシコ人の誇りにかけて、国は変わる！」と、フリオの友達は息巻いてましたが、やっぱり・・・な結果だったようで。
政治の話はよくわからないので、ふーんと聞き流していたんですが、我が家に思わぬ影響が出ました。

「毎回、大統領が変わる時期はメキシコペソが急落する。フリオの仕事が見つかる目処もたたないし、いまのうちにセサを日本に連れていきたい」って、フリオの前の奥さんが。

急な話ですが、７月25日から３週間ほど、セサと２人で我が家に滞在することになりました。

えぇっ！ちょっ、うちマジで金ないすよ！？ほんと、いろいろ瀬戸際なんですよ！？

どうかなぁ・・・とかなり戸惑っていたんですが、セサのパスポートの期限を考えると、確かにそれまでに仕事が見つかるかどうか微妙です。メキシコペソのレートが落ちる前の今なら、奥さんの収入で連れてこられるとのこと。

フリオも仕事が見つからずに相当参っているし、メキシコに住む日本人の方々のブログを見ていると、日本人同士の交流やお友達の滞在などでかなりリフレッシュできるようなので、フリオのエネルギー補充ということで、来てもらうことにしました。

前の奥さんは今回が初の海外旅行ということで、とても楽しみにしています。セサしかり。
webカメラで話したときは、なんでもないことのように振舞っていたそうですが、「フリ」をしているのが見え見えだったそうです。セサは今学期から中学生。想像つくな～（笑）

「ね、うちの妹も連れてっていい？」と奥さんに聞かれたときは、「うわーメキシコ！」とメキシコ生活を思い出して笑ってしまいました（笑）
「バカ言うな、うちの車は軽自動車で小さいし、入らないよ」
「大丈夫よ！赤ん坊の世話もするし、ぜったい助かると思う！」

デスヨネ～メキシコって常にリアル魍魎の匣ですもんね・・・

特に車内なんてこれでもかというぐらいにみっしりと・・・


だいたい、「10日後に行くから！」てのも急すぎるわい！メキシコ人だからネ～。
いまから頑張って掃除せねば！