早くシャバの空気が吸いたい

この家での暮らしも、残り５日となりました。

今日は母の日でしたが、特別なことは何もなく・・・。ケーキ食べたくらいで・・・。

ママたちはオシャレしてお出かけしてましたが、私はいつも通りお留守番です。

考えてみれば、ここにいる間、メキシコらしいイベントなんてほとんど見る機会はありませんでした。

独立記念日の夜に、広場へ行って花火を見たくらい。

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私が外出するには二段階の許可があって、まずはお義母さんから車を使う許可をもらいます。

でもすんなり許可が降りたことなんて、この１年間で１、２回だけ。

徒歩５分の教会へ行くからダメだの、「使うかもしれないからダメ」（予定はないけど置いておきたい）だの、「ガソリン入れろ」だの（ガソリン代は月々食費込み分+毎週50ペソ入れてますが、他の兄弟が払わないので私たちに要求）、週に１回・２時間自由時間ができたらすごくいい方。

次はフリオに出かける体力があるかどうか。

でも、行事がある時は、フリオは必ず学校関連で毎回パーティーへ出かけていて、翌日は二日酔いやら疲れやらでぐったり。

みんなが友達と出かけるのを横目に、私はただ家でベベの世話をするだけ。

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数日前も、フリオが学校の子どもの日のパーティーに出かけたまま帰ってこないので、私はベベと一緒に外のポーチでぼんやり。

少し前に、セサのパスポートを取るため、私の日本口座からいくらかお金を引き出したけれど、フリオがパーティー用に持っていってしまったので、私の手の中にあるのは10ペソだけ。

ひどく悲しくて虚しくて、息が苦しくて、おばあちゃんたちに「パンを買ってきます」と言いつつ、こっそりベベと一緒にダウンタウンエリアまで出かけてみることにしました。

歩いているうちに、ああ、映画館こんなに近かったんだ、とか、肉屋さんあるじゃん！とか、こんなところにオクソ（メキシコのコンビニ）があったなんて！とか、ただの散歩なのにすごくワクワクしてきました。

でも、歩いているうちに、周りからの視線に気づき始めました。

車に乗っている人や店の中からまで、ジロジロ見られたり。

道路を走るトラックに乗った兵士たちや、以前あった射殺事件の現場、誘拐事件があったATM前を通りすぎていくうちに、だんだん怖くなってきて、途中で引き返すことにしました。

教会前のプラザにさしかかったとき、キョロキョロあたりを見回すフリオを発見。

ほっとして近づいていくと、「どこに行ってたんだ！」と半泣きになりながらハグされました。

「君が思ってるほど安全じゃないんだ。ずっと危ないんだ。この町を出るまで、あとほんの少しの辛抱だから、頼むからこういうことは止めてくれ」

あと少しだって分かってるんです。

分かっているけれど、文字通り滞在時間の90％以上を彼の実家で過ごすことに、正直ひどく疲れているんです。

特に休日はキライ。

家の中は隅から隅まで家族で埋め尽くされてるし、私たちの寝室も、彼と彼の息子が寝転がっているので、私の休める空間は１ミリもない。

そ　ん　な　暮らしもあと５日です。

早く自由になりたい・・・！！！！

日本、てか、この家を出たいんだな、ワタシは！☆
もっと明るい話を書きたいのに、今はまだダメっぽいYO！