2013年6月4日火曜日

娘の診断①病院にいたるまで

ずっと心配していた娘の症状について、数日前、ようやく国立病院の児童精神科にかかることができました。

療育先の何人かのお母さんから「あのお医者さんは世間話で終わるよ」「かかってもあんまり・・・」と聞いていたので、30分と決められた診療時間だけでは足らないかもと思い、これまでの経緯をレポート用紙2枚に簡単にまとめて持って行きました。

託児所の保育士さんからずっと、協調性がないと言われ続けたこと、最後に預かりを断られたこと、下の子と比べると目線が合いにくいこと等。


最近、公園へ行ったときのことも書きました。

砂場で同じ歳くらいの子が数人、山を作り水を流して遊んでいました。
「ここ山~」「トンネル作るよ」「車とおります~。あ、つまっちゃった」

娘は、嬉しそうに両手をぴらぴらさせて、ぴょんぴょん周りを跳び跳ねてました。
お友達の顔をのぞきこんだり、遊びたそうにしていたら、「いっしょにあそぶ?」と声をかけてもらいました。
娘は「うぎゃっ」っと笑顔になって、奇声を発するだけ。

「このこ、へん」
気味悪がられ、みんな娘に構わずまた遊び始めました。

娘は嬉しそうに奇声を発しながらぐるぐる走り回り、ふと立ち止まると、突拍子もなく大声で歌を歌い始めました。

なんで今まで気づかなかったんだろう。
外に出ても周りに迷惑をかけることの方が多いので、出かけることが億劫で気がつきませんでした。

この子、変だ。


言い訳に聞こえるかもしれませんが、娘の場合「迷惑はお互いさま」なんて言葉で片付けられるレベルじゃなかったんです。年齢が進むにつれて、周りとのギャップはどんどん開いていくし、扱いは難しくなる一方。息子なら、周りに迷惑かけても「子どもだから」と全然気にならないのに。

だから、正常と言われるのを願う反面、お医者さんに娘のオカシイ部分をわかってほしいと願う部分もあって、複雑な心境でした。



病院を訪れた日、待ってる間ぐずらないようにとおもちゃや絵本を持って行きましたが、ちょっとしたキッズスペースがあったので、待ち時間も困らずにすみました。

「どうぞ」
診察してくれたのは、優しそうなおばあちゃん先生。
「どうされました?」
「実は・・・」
と先ほどのレポートをお渡ししましたが、なんだか流し見なかんじ・・・。

やっぱり世間話で終わるんだろうか、と固唾をのんでいると、
「まぁアレですね。いわゆる公汎性発達障害・・・自閉症です」

あっさり診断がおりました。




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