晴れて夫婦となりました。

本日、役所で入籍手続をしてきました。

こちらでは裁判官？の前で宣誓したりと、予約制なだけあってオオゴトですね。
PCが壊れてしまって今は写真が取り込めないので、詳しくはまた後日～。


メキシコでの入籍手続は１ヶ月はみておいた方がいいと、webで調べた限りでは書いてありましたが、うちらの場合、過疎地であることもあってか、

チワワ市移民局
「あ、結婚許可証？てか、前ビザ取りに来たハポネサ（日本人）だよね？朝１０時までに来てもらえれば、午後には発行できるよー」
で、即日発行。

最大待ち時間５分。最大待ち人数３人。
前回、ビザを取りに行った際にあった待合室のソファーは撤去され、椅子が１０脚あるだけでした。
でも超足りてるし。
ちなみにメキシコシティの移民局は、ビルの外まで人が並ぶらしいですね。恐怖。

デリシアス市市役所
結婚前の講習やら血液検査やらの書類をチェックに行く。
「入籍手続って、日数かかりますかね・・・？」（おずおず）
「２、３日でできますけど？」

講習は、私がスペイン語がわからないことを説明したところ、免除。

血液検査も、電話帳に載っている私立ラボに電話して値段を比較、１人150ペソで受ける。
朝イチで検査、午後に結果をピックアップ、その足で安い私立医師50ペソでレターを書いてもらう。
即日入手。

翻訳も、「うちの子の出生登録の時に使った翻訳でいいですか？」「いいですよー」で、まぁ・・・ウン・・・ムニャムニャ。
特にプロには依頼せず・・・で、役所に入籍手続の予約に行ったところ、

「明日できますけど」

結局、手続にかかった総日数は約４日といったところでしょうか。

案ずるより産むが安しのメヒコ！
ルール無用のメヒコ！ばんざーい☆

でも仕事の休みを取ったり、フリオがぎっくり腰だったりで、最終的には１ヶ月ほどかかりましたが＾＾；
あとは大使館に書類を提出するだけ！
カナダ時代から続いてきたペーパーワークも、ついに終わりが見えてきたぜぃ！☆


続きは、結婚してみて思うことです。
長々と個人的な意見が書いてあるので隠しで～


昔から私は、結婚なんて一に忍耐、ニに忍耐、三・四に寛容、五に忍耐と、ずっと我慢することばっかりだと思っていて、特に憧れなんてありませんでした。
どうしてみんな結婚したがるんだろう、と。
結婚なんてケンカと地獄の始まりだよ？
幸せなのは最初だけ、もって３年、それ以上は苦痛でしかないよ？と。

でも５０代・６０代で未婚・働きながら暮らしている人たちを見ていると、本当に大変そうだなと思ったし、諸事情あって、父が家を去り、母が家を去り、弟までも出て行ってしまったとき、心の底から家族が欲しいと思いました。
お金なんかいらない、信頼できる・裏切らない・立ち去らない家族が欲しいと。

父がいて、母がいて、子どもがいる。
そんな単純な構造が、どうしてこんなに難しいんだろう。
普通の家族というものが、なぜ私には手に入らないんだろうと、ずっと疑問でした。

実際のところ、父と母・夫と妻とは、所詮他人なわけです。
お互い家族になる努力をしなければ、簡単にその関係は壊れてしまう。
お互いを気遣う、小さな努力を積み重ねていく必要があるんだと。

だから、結婚するなら、
「家族は一緒にいて当たり前」という考えを全く疑わない人か、
家族で苦労をして、夫婦は関係を維持していく努力が必要なんだと、身をもって経験している人、
どちらかだと思っていました。

そして、離婚はしないと確信が持てる人。

両方の条件が満たされていれば、別に愛情はなくてもいい。愛着が持てればいい、と考えていました。
容姿も人種も収入も全然こだわりはなく、条件はたった２つなので簡単そうなのですが・・・なかなか見つからないんですよね（笑）


最終的に、愛情があって努力ができて、もう二度と離婚はごめんだと考えているフリオにたどり着いたわけですが（笑）
お互い裏返しのほぼ同じ経験をしていて、間逆の立場からアドバイスし合える相手とは滅多にないわけで、私にとってはベストなパートナーだと思っています。
趣味もわりと似てますしなぁ（笑）

でも、まさかメキシコ人とはなぁ（笑）
メキシコ国旗を前に誓いを立てながら、ふと、今でも信じられない自分がいたり。

バンクーバーにいた頃、ルームメイトからメキシコの話を聞かされたときは、
「あー・・・ドンタコス？」ぐらいの知識しかなかったのに。

人生わからんもんです。


あと１ヶ月で日本へ本帰国するわけですが、なんとなく、日本で長く滞在する予感がフリオにも私にもなくて、最終的にはメキシコに帰ってくる気がむんむんしています（笑）

ただ、何があっても、フリオとよく話し合い、彼を尊重し、小さな努力を忘れないようにしようと、心に誓うのであります。
これからもよろしくです。Julio。