日本生活をはじめて早1年。
フリオは「日本食は食べたことあるから大丈夫よ~」と思っていましたが、甘かった。
この1年の食生活は、試行錯誤の連続でありました。
ようやく食べられるもの・手に入る食材が安定してきたところです。
というわけで、メキシコ人 en ハポン、何が食べられるでショウ(うちのダンナの例)、です。
※ちょっと追記しました!
そういえば、3月にお会いしたメキシコ人夫・日本人妻のマミコさんが「うちのダンナは肉じゃがも食べられますよ?」と聞いたのを思い出して・・・。衝撃です。考えてみれば、同じメキシコ人でも味覚は違いますよねー(´`)
※再追記です。諸事情はまた別記事にてお知らせいたします。
まず第一の難関。それは肉でした。
日本では脂ののった霜降り肉が高級品ですが、欧米人にとってそれは粗悪品です。
欧米人を高級肉店なんぞに連れて行っても、あんまりありがたがられません。
別に我が家は霜降り肉なんて食べてるわけじゃないですけど、確かに日本の肉は、欧米のそれより脂身が多いです。
昔、畜産学?の大学院生の人から、「日本の霜降り肉は、牛を薬漬けにして障害"牛"にして作るんだ」と聞いたので、ググってみました。
注射器100本の針を射ち込んで作る成形肉の霜降り肉/食品のまやかし01
動画も見つけました↓
本当だった。
もともとダンナの住んでいたメキシコ・チワワ州は、畜産業が盛んな地域で、今朝屠(ほふ)ったばかりという新鮮な牛肉が手に入ります。なので、脂身の多い日本の肉は彼の舌に合いません。
「食べれば食べるほど気持ち悪くなってくる」
もともと肉の主な栄養素であるたんぱく質・プロテインは赤身部分に多く含まれているので、「脂身の多い日本の肉はジャンクフードだ!」とのこと。
魚も、チワワ州は川魚しか手に入らないので、海の魚は臭みがあって食べません・・・。
米・・・これも、日本米はベタベタしていて、毎日は受けつけません。
じゃ、何を食べたらいいの!?
で、よく作るメニューが、こちら↓
<基本のフリホーレス>
フリホーレス en ハポン、ようやく完成・・・!!
煮豆の缶詰と豚の脂身で作りました!レシピは別記事でアップします。
<昼食編>
①牛ひき肉のタコス。
牛のみのひき肉を売っているスーパーは少ないですが、近所の激安スーパーは輸入肉を中心に扱っているので、手に入ってます。
牛ひき肉・じゃがいも・たまねぎ・トマトを角切りにして、一緒に炒め、トルティーヤに巻いていただきます。
②鳥もも肉のフライドチキン
これもアメリカからの輸入冷凍肉。丸ごとのもも肉が3本入って298円。
塩で下茹でしてから、塩コショウをふりかけ、強火でカリッと焼き上げます。
サラダとポテトチップスを添えて。
③エンサラダ・デ・ポヨ
これはメキシコにいた頃に作っていた料理。
茹でた鳥胸肉・にんじん・キャベツ・じゃがいもを細かく刻んで、クラッカーと一緒にいただきます。
④ハンバーガー
ハンバーガーバンズは手に入らないので、ホームベーカリーを使ってパンから作ります。
パテは、これも近所のスーパーで輸入もののパテを焼くだけ。
⑤白身魚のサンドイッチ
白身の魚は食べてくれるので、魚を塩とレモン汁に1時間以上漬け込み、オリーブオイルで焼きます。レタスと一緒にトーストにはさんで食べます。
⑥ベーコン巻きホットドッグ
これも日本のドッグ用ソーセージはまずい、食べられたもんじゃない、とのことで、輸入食品店等でアメリカ産ソーセージを買って作ります。6本入りで500円ぐらいでしょうか。
ハンバーガーと同じく、これもパンから作ります。
ベーコンは割高なので;肉屋で安売りしているときを狙って作ります。
⑦手巻き寿司
ダンナが食べられる、数少ない日本料理。彼は酢がキライなので、我が家では酢メシではなく、普通の白米を使います。
具材は、卵焼きときゅうり、カニカマ、ツナマヨ・・・ぐらいでしょうか。
⑧焼きうどん(テリヤキウドン)
ときどきなら食べられる、とダンナが言うので、月1~2回だけ作ります。
ふつーににんじん、キャベツ、たまねぎ、肉・・・ってところです。
味付けも、しょうゆ・砂糖・日本酒・豆板醤と、普通。しょうゆ辛いのを嫌がるので、少し甘めに作ります。
⑨海老の塩焼き
気取ってパエリアなんて作ってみましたが、ダメでした。
「米はサイドメニューで」というので、塩とレモンで、たまねぎと一緒に炒めるだけです。
⑩鳥のから揚げ(セサミチキン)
もう歳で脂っこいものは受け付けないそうなので、2、3ヶ月に1度だけ作ります。
英語で検索した中国製レシピのもののみ。日本のレシピとは少し違って、粉に味をつけて揚げます。確かにちょ・・・っと味は違うけども・・・。そんなに違わない気がするんだけどなー・・・。
また時間があるときにレシピアップしますね。
⑪カルド・デ・ポヨ(メキシカンチキンスープ)
これも冬限定メニュー。メキシコ住まいの方は定番料理ですね。
日本では丸々の鶏は手に入らないので、だいたい鳥胸肉を使って作っています。
コクがあまり出ないので、コンソメ等で味を調整していますが、やはりあの味には近づけません・・・。
⑫ナン
車で15分ほどのところにあるインド料理店のナンが美味しいので、近所を通りかかったときに買います。
DEAR DEAR
1枚315円。すごく大きいので、1枚で十分お腹いっぱい!
でもカレーは食べてくれません・・・。ナンだけ、ディナーで食べます。
ちなみに朝食用のコーントルティーヤは、こちらで購入しています。
KALDI COFFEE FARM
10枚入りで315円。フリオのパート先の近所に店舗があるので、毎週そこで買いだめしています。いい加減、店員さんにも顔を覚えられ、行くたびに「あ、トルティーヤのお客さんですよね?」と・・・。赤面☆
他のブロガーさんも書いてましたが、きちんと食べるのはランチだけ、というメキシコ人の習慣は本当にありがたいです。朝食も夕食も軽く、パンやシリアルを食べるだけ。おかげで家事はずいぶん助かってます。
<飲料編>
コカはもちろんですが、最近私とダンナがはまっている飲み物。
オランジーナ。
ただのオレンジソーダではなく、ちょっとシトラスな風味があって美味しいです。フランス産。
ちなみに、このオランジーナのCM(EUバージョン)がすごく変。
オランジーナどんだけ万能よ?
もうひとつが、これ。
グラソー・ビタミンウォーター
NY発のスポーツドリンク。¥200前後と、やや割高です。
ガイジンってこういうカラフルな飲み物好きよねーと思ってたら、「日本のスポーツドリンクはまずい!」と言われました。ところ変われば好みも変わりますなー。
ダンナは甘くない炭酸水も恋しいそうです。日本ではあまり見かけませんが、最近は夏のおかげか、コンビニで結構手に入ります。
あと意外だったのが麦茶!好き・・・というわけではありませんが、普通に飲んでくれます。
「え?なんで?ビールだって麦からできてんじゃん」
そうかー!ビール感覚かー!!(新鮮☆)
<挫折・失敗編>
①モレ
モレソースが手に入りません。ネット通販などを試しましたが、インチキ商売じゃないかと思えるほど程遠いものばかりです。例えて言うなら、トルティーヤに米巻いて「これが寿司だ」と言って売ってるぐらい違います。ソレ、モレって言っていいの!?違うよね!?で、ソースがないので作れません。わーん!
②メヌード
メキシカン牛もつスープです。牛小腸とコーンを使って作ります。
これはメキシコ北部の郷土料理?らしいですね。南部にはないそうなんですが・・・。
ちょうどよいハツ(牛小腸)は、ブラジル食材の店でメキシコ産のものが手に入りました。
ボンプレッソメルカード 小牧店
が、メヌード用のコーンが手に入らない・・・!!日本のコーンは甘すぎる!
コーンなしで作ってみましたが、なんとも間の抜けたスープになりました。
ハツも高いので、2度ほど挑戦して以来、作っていません。メヌードー・・・
③ピザ
ピザ生地から順に作りますが、ダンナがチーズ嫌いなのにピザは好き、というなんともひねくれた好みの持ち主なので、好みの味のものが作れず;、ベーコンもチョリソーもバカ高いので、2度ほど作って挫折しました。
④シラントロ(コリアンダー、チャンツァイ)
2束200~300円ぐらいとお高い上にすぐ悪くなってしまうので、鉢から育てようとしましたが、枯らしてしまいました。もともと植物を育てるのが苦手な私。子育て卒業してからかな・・・。
⑤チレ
これも鉢から育てるつもりで、実現していません。前述のKALDIで、コーントルティーヤと一緒に瓶詰めのチレを買っています。
わたいメキシコ生活しておいてよかった。リモン味の醤油とか許せなかったもんね。
「あんた甘やかしすぎ」と言われますが、気持ちはよくわかるぜ、フリオ!
こんなところでしょうか。
ダンナは上記以外のものは食べてないと思います。
他は小麦粉のトルティーヤとか、シリアルとか・・・。手作りのパンぐらい。
もともと偏食ですが、日本に来てからというもの、手に入る食材が違うので、ますます食べられるものの幅が狭くなりました。
他に何か案があれば知りたいでーす!
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