2011年6月16日木曜日

日本への道③カンクンdeギュウギュウ

さくらはお座りが上手じゃけぇ、飛行機にだって乗れるんだじょ。
チワワ→メキシコシティの間は、直前にチェックインしたこともあって、さくらは膝の上で抱えていましたが、メキシコシティ→カンクンの間は、早めにチェックインできたので無料で席を確保できました。
座っててくれるとすごく楽です~><抱えなくていいからな!



カンクンが近づいてくるにつれて、私たちの気分は少しずつ上昇してきました。
「もうすんでしまったことは忘れよう。俺たちはカリブ海に向かってるんだぞ!」
私もメキシコに来て以来、カンクンはずっと行ってみたい場所だったので、だんだんワクワクしてきました。
世界一のリゾート地とやらを堪能してやろうじゃんけー!

メキシコシティから約1時間半。カンクンに到着。
飛行機を降りて感じたのは、むっとした熱気。
チワワにはなかった、懐かしい、肌にしっとりなじむ湿度です。

「・・・暑い」
横を向くと、フリオはただ立ってるだけなのに汗だく。
「なんなんだ、この暑さは!」
考えてみれば、チワワは気温は高いものの、砂漠地帯なのでからっとした乾いた暑さ。湿度はほぼ0%。
なので、熱帯地方のうだるような暑さはフリオには初体験です。
暑い暑いと文句を言うフリオをせかし、シャトルバスでダウンタウンエリアへ。
1人45ペソ。
タクシーだと200~500ペソだそうです。

ダウンタウンのバスターミナルにて。

仕事を抜けてきてくれるというゲイ君を待つこと、約30分・・・。
「アイ~コモスタ~vvvv」
ピンク色の声に包まれ、ハグを受けました。
バンクーバー時代のルームメイト、ゲイ君です。

な、なんか、ゲイ度増してない!?
フリーダムな空気が、心を開放してるのか!?
お友達のゲイちゃん(オシャレ系)も一緒に来てくれて、荷物を運んでくれました。

ゲイ君が乗ってきたのは、日本の軽自動車のような小さな車。
私たちが持ってきた、最大サイズのスーツケース×3、小スーツケース、肩掛けかばん、バックパック、ベビーカーに、100kgを超えるフリオは、入らないかのように見えました。

ところが、ここがメキシコ人の腕の見せ所であります。
「え、入るっしょ?」
パズルのようにぎっしり詰め込み、私は中腰で半分フリオの膝の上、さくらは私に抱かれ、前座席のゲイちゃんも山のように私たちの荷物を抱えて、後部座席から前座席に橋をかけるようにベビーカーを詰めたら、ちゃんと入ったんです。
車にどれだけでも詰められるのは、メキシコ人の奇跡だと思うんですが・・・!!!!

どんだけ入ってんだよ、と。

いつもなら、このメキシカンなギュウギュウ車内に不機嫌になるところですが、ここはカンクン。
自由な空気の中、こんなメキシコ文化を楽しめている自分がいました。

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